東京都大会

今回の全東京都大会、嬉しいことがあった。

ひとつは、午前の部、少年部の子どもたちは残念ながら一回戦、二回戦負けという結果だったが、その子どもたちは試合の後、勝っても負けても言われなくても相手の選手にあいさつに行くことができた。
こんなこと、当たり前と言えば当たり前だ。しかし、自分のことでいっぱいいっぱいになり、勝った負けたと感情が昂ぶっている時に冷静に相手の選手への感謝の気持ちを表すのは簡単ではない。
だからこそ、あいさつに行くことの意味や、必要性を教え、その都度、促していたのだが、今回は自分は一度もあいさつに行くことを言わなくて済んだ。
ここに、今回参加した子どもたちの心の成長を見れたこと、もう、この子たちは次のステップに向かっていると感じられた。
そして、保護者の方も含め、試合後、午後の部の大人の試合までしっかり観戦して行ってくれた。

もうひとつ、試合を観戦に行こうという、呼びかけに幼年部の子どもから一般部の人たちまで見に来てくれて応援してくれた。
試合だけではないが、こうやって道場にかかわる人が増えてくるのは嬉しいことだ。
それぞれが色んなものを持ち帰ってくれたと思う。

午後の部、
壮年の試合では皆、熱い戦いで本当に持ち味を生かした良い戦いだった。
コツコツと努力をしてここまで強くなった大谷さん、本当に前へ前へと気持ちのこもった戦いでした。
不規則な生活の中で頑張っている鈴木君、勢いのある激しい戦いでした。
空手のために家族全員で東京に来て早2年の須見君、積み上げた技をしっかりと出しきりました。
テクニシャンの田中君は怪我を直して完全復活。
ベテランの石橋さんは出る大会ごとに課題をクリアして着実に強くなっています。

鉄人、尾崎は残念ながら負けてしまいましたが、彼のいぶし銀のテクニックは絶対に若い、特に軽・中量級の選手は受け継いでいかなければなりません。

子どもたちの引率に入ってくれた菊地さん、ありがとうございます。
優しい声かけに子どもたちは本当に嬉しかったと思います。
今回も試合運営の手伝いをしてくれた菅野さん、ありがとうございます。

本当に素晴らしい試合でした。

感動の支部内交流試合

昨日の支部内交流試合
またしても数々の素晴らしいドラマがうまれました。

初出場ながら自分より体が大きかったり、帯が上だったりしても臆することなく勇猛果敢に攻めていたり、稽古中にいつも効かされて泣いていた子が涙を見せずに頑張ってメダルをもらったり、病み上がりの子が決して引くことなく最後まで戦い抜いたこと…など挙げてたらキリがないほど好試合がたくさん観られました。

また、少年部の保護者の皆さんやその他、少年部から一般部までの道場生がたくさん応援に来てくれ、より一層、三軒茶屋道場のまとまりが良く盛り上がっていると感じました。今回は三茶のオフィシャルTシャツも新しく出来て皆でそれを着て一丸となって応援できたのも嬉しかったです。これも今回、選手たちが頑張れた要因の一つでもあると思います。

とにかく皆、最後まで全力で戦い誰一人としてあきらめたり心が折れることがなかったことに成長を感じ嬉しく思いました。
 

中でも壮年55才以上に出場されたお二人には敬意を表します。

お二人とも60代も半ばを過ぎておられるというのにこのチャレンジ精神、まさに極真です。

勿論、そのチャレンジ精神を支えているのは日々の鍛練で培った体力やパワー、技術であり、それを続けておられる積年の努力です。
まさしく「継続は力なり」です。

お二人の試合そのものは勿論、その立居振る舞いや堂々とした態度に敬服しました。

勝利者賞の境さん(三軒茶屋道場)、おめでとうございます。
約百名の中からたった一人選ばれた支部長賞の佐久間さん(田無道場)、おめでとうございます。

お二人とも本当にお疲れ様でした。

これからも健康で長く空手を続けられて、我々、後から続く者の範となってください。

※入賞者で写真が撮れなかった方、ごめんなさい。フットワークが悪かったので撮れた写真がこれだけでした。

かとうみずき

またしても再会

今日、少年試合クラスに地方に引っ越して頑張っている姉妹が春休みを利用して来てくれました。
たくさんの仲間に会えるのを楽しみにしていたみたいですが、あいにく今日は春の大嵐、残念ながら人数は少なかったです。
あちらでの様子も聞かせてもらいましたが、とても頑張っているようです。
しかし、道場が毎日開いているわけではないので稽古に行きたくても行けない日が多いそうです。
二人とも元々真面目に一生懸命に稽古をする子なので、それでもとてもたくましくなっていました。
三茶の少年試合クラスで久しぶりにいっぱい汗をかいて楽しんでくれたようです。

久しぶりでも久しぶりを感じさせないくらい三茶に馴染んでいて長い間あっていなかったのがウソのように来週も普通に稽古に来そうな感じでした。
とても嬉しかったと同時に来週来ないとアレッと思うんだろうなと感じました。

別れと再会

幼年クラスでずーっと一生懸命頑張っていた将聖君が引っ越しのため最後の稽古に来ました。

最初は親子クラスに4歳でお父さんと一緒に入会してきました。
いつもお父さんの足につかまって声も全然出ず、話しかけてもモジモジしてとてもシャイな子でした。
それから約2年、ゆっくりと、ゆっくりと稽古を積んで、少しずつ声も出るようになり、今では誰よりも大きな声で気合を入れたり、返事をしたりできるようになりました。
幼年部でも道場訓を唱和していますが、この道場訓も全部覚えて大きな声で言ってくれます。

弟の龍雅君が入会してからはさらにお兄ちゃんぶりが増しています。
その龍雅君も大きな声で元気よく稽古しています。

去年の12月、風邪で昇級審査が受けられなかったのが残念だったのですが、この3月に受審して晴れてオレンジ帯になりました。
その帯を最後に渡すことができて良かったです。

新しい帯を巻いて嬉しそうに、またちょっと得意気にしている彼を見て本当に彼の成長にかかわれたことが嬉しく幸せに感じました。と同時に今日が最後だと思うと寂しくなりました。

4月から小学生になりますが彼ならきっと大丈夫でしょう。引っ越し先でも頑張ってほしいです。

その日の夜、少年部で頑張っていて小学校卒業で一旦、中学の学業に専念していた仁君が4月から高校生になるということで3年間のブランクを経てカムバックしてきました。
小学生の時の面影はあるもののすっかり青年の顔つきになった彼が、元気に「加藤先生、久しぶりです。」と来てくれて嬉しかったです。
久しぶりの空手を楽しんでいるようでとても生き生きと稽古をしていました。
これから伸び盛りの若者ですからとても楽しみです。

この前の日曜日にはイギリスに留学している愛恵さんも春休みで日本に戻ってきましたと元気な顔を見せたくれました。

色んな人が修業の場として、また一度離れても戻ってこれる場としての道場の役割を感じました。

「将聖、龍雅、いつでも道場で待ってるから、いつかまた会おうな。」

以下、将聖君、龍雅君のお父様から頂いたメールです。許可を頂きましたので掲載します。

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思い返せば2年前の夏、将聖と一緒に自分も三軒茶屋道場へ入門し、ここ最近は子供達のみ稽古に参加させて頂きました。
特に将聖とは加藤先生指導の下、日曜日の親子クラスに参加してとても楽しい楽しい稽古をし、親子で一緒に汗を流したのを思い出します。

最初はみんなの前で号令が出来ず16回目の稽古の時に、たどたどしく初めて号令をしたのは今でも鮮明に覚えています。
(その時は涙が出るくらい嬉しかったです)

将聖は他の子に比べると本当に不器用で成長も遅く、後から入門して来た子達にも次々と抜かれていきましたが
決して腐らずオレンジ帯という目標に向かって、遅いながらも一歩一歩前へ進んでいく姿は感心致しました。

オレンジ帯へ進級するまで2年近くかかりましたが、これも田口支部長はじめ加藤先生・稲岡先生・佐藤先生の
暖かいご指導のお陰だと思ってます。

三軒茶屋道場で稽古した事、空手に出会った事は自分たち家族にとってかけがえのない財産となりました。

いつか何処かの大会でお会い出来るのを楽しみにしています。

本当に有難うございました。

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かとうみずき

本物

中山君が勤めている桜新町の魚屋「神田屋」で魚を買って来ました。
一番のおすすめは青森産の天然ヒラメということです。
それに新物のホタルイカ。
ハワイ産のあわび。
そして鯖。

どれもとてもおいしかったです。

この店でいつも思うのは「本物」ということです。
商品である魚はもちろんですがそれを扱っている職人さんたちが生半可ではありません。

どんな世界でも本物と偽物があります。

ただ見せかけだけを真似た、底が浅く、簡単にできてしまうような偽物はすぐにボロが出てしまいます。
そしてそれを手にした人をがっかり失望させてしまいます。

それに対し本物は一朝一夕にはできない強固なしっかりとした土台や基礎の上に成り立っています。
そして人々を幸せにします。

一言で言うとそこに愛があります。

空手も同じだと思います。
愛情を持って空手に取り組んでいるかどうかがとても大切だと思います。
それがあるかないかで稽古の質も変わってきますし、深みも違ってきます。

極真空手は本物の空手です。
そのことにプライドを持って今後も精進していきます。

かとうみずき

嬉しい知らせ

今日、地方に引っ越したSさん、Mさんのお父さんから嬉しい報告を受けました。

先日の西東京都大会で三茶の選手が戦っているのと同じ日に二人も引っ越し先の大会で戦ったそうです。

三軒茶屋道場では二人とも少年試合クラスで男の子に混ざって頑張って稽古をしました。

時には泣くこともあったけど、あきらめないで稽古を続けて支部内の試合にも出るようになりました。

引っ越し先でも道場に通い、頑張っているのは以前から聞いていましたが、今回の話は試合での話。

Sさんは残念ながら初戦で負けてしまったそうですが、6年生で男の子との混合のトーナメントだったので、体力的にかなり大変だったと思います。彼女が必死で頑張った姿が目に浮かびます。

Mさんは1回戦は上段廻し蹴りで1本勝ち、2回戦と勝ち進んでむかえた準決勝、残念ながら負けてしまったそうですが、ベスト4まで進みました。

試合で頑張ったことも嬉しいですが、Mさんは試合の後、すごく泣いたそうで、その理由を聞いてますます嬉しくなりました。

試合に負けたことが悔しいのはもちろんですが、その大会で決勝まで(優勝、準優勝)行くと8月に京都で開催される全日本青少年大会の出場権が獲れたそうです。勝って全国大会に出て三茶の仲間に会えるのを楽しみにしていたのにそれが叶わなかったのが悲しかったというのです。あと一歩のところまで来ていたのに・・・

ほかの道場に行っても三茶の仲間を思い、みんなに会えることを目標に頑張ってくれているなんてなんて嬉しいことでしょう。

本当に今すぐ会いに行って「ありがとう」と言いたいです。

外に行った人からたくさんのありがたい話を聞くたびに、自分の周りの環境に感謝しなくてはいけないことを再認識します。

彼女らに恥じぬようにより一層、三軒茶屋道場を世田谷東支部を良くしなくてはいけないと思うと同時に、全日本大会という同じ舞台でともに彼女らと戦う選手を育てていかなければと思います。

「ありがとう、SKR、MKG、よくがんばったね。」

かとうみずき
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