4月25日から29日までの4泊5日間、長野県菅平高原にて行われた、関東地区強化合宿に参加しました。この合宿は6月に行われるウェイト制大会へ向け て、ウェイト制出場選手が他支部、他県から集まり共に刺激を受けながら稽古します。私自身、大会へ向けて少しでも手応えをつかめればと思い参加しました。
初日、午後からウェイトトレーニングジムにて、ウェイト測定、一人一人の不甲斐ない数値に「今の選手はパワーがない。」と師範方に渇を入れられました。
測定終了後、道着に着替えて道場稽古、この日は1時間強と少ない時間でしたが、ダンベルを持っての基本、移動の反復により追い込まれました。
2日目、5時半起床、6時からフィジカルトレーニング、最初にダンベルを持ち約4kmのタイム測定、もちろん山道なのでアップダウンが激しく、とても長く、酸素が薄く感じました。
終了後、ジムにてウェイトを使ったサーキットトレーニング。その後、走り込みで朝の部終了。午後の部は1時から道場稽古でした。稽古始は雪が降っていました。
この日は、大山総裁の命日でしたので稽古前に総裁を偲び黙祷をしてから稽古開始。鉄アレイを持っての基本30本から始まり、移動、補強、スパーリング、キックミット等の順で追い込まれました。
やはり、スパーリングは高いレベルで行われました。倒される選手もいました。
17:40、この日のすべての稽古が終了。稽古後、師範方から「スパーリングはもっと倒す意識を持ちなさい。お互い、倒したり倒されなければ試合では倒せない。」と指摘をもらいました。
3日目、朝5時半起床、6時からフィジカルトレーニング。皆、全身筋肉痛、この状態になってからが強化合宿の醍醐味と聞きました。
この日の朝のメニューは前日と同じメニューに手押し車が加わったものでした。午後稽古は鉄アレイを持っての基本30本から始まり、移動、補強と進みスパーリングに入りました。この日の組手は合宿の中でも一番ハードでした。皆、闘志向き出しで倒しにかかっていました。普段からこの姿勢を大事にしたいと思いました。
そしてスパーリングが終わり、ミットを使ったスタミナ稽古をして道場稽古終了。最後にバスで移動して坂道ダッシュ。厳しい稽古の後、とても辛かったです。
4日目、5時半起床、6時からフィジカルトレーニング。ダンベルを持ってのランニング、サーキット、ダッシュ、手押し車と約2時間休み無しで追い込みました。
午後の部は1時から道場稽古、基本、移動、反応、スパーリング、ミットと追い込んでいき最後に坂道ダッシュ。前日の2倍の距離でした。体はボロボロの状態、動けているのが不思議なくらい。気持ちで体を動かしました。
5日目、朝5時半に起床、バスでダボスの丘へ移動してフィジカルトレーニング。鉄アレイを持ってのランニング、ラダー、ハードルを使ったフィジカルトレーニング、反応のトレーニング、ダッシュでこの合宿での全てのメニューが終了しました。
この合宿に参加し、師範方からたくさんのアドバイスを頂き、とても勉強になりました。また、技術はもちろんの事、追い込まれた状態(肉体的)でも頑張る事、意地を張る事など精神的に強くなったと思います。
これからは、合宿で学んだことを十分に発揮し、稽古し、試合に臨んでいきたいと思います。 押忍
城西世田谷東支部 三軒茶屋道場 稲岡祐樹