里山です。
GWですね。
非常に心地よい気候の4月最後の土曜日。
今日も4クラス指導に入りました!
●幼年クラス
「GWで、人数が少ないかな?」と思いましたが、30名ほどの子たちが来てくれました!
審査に向けた稽古を中心に行ないました。
白帯の方では、ゆうと君、りき君、あいこさん、けいた君、ゆうき君、じゅん君らが、しっかりと技を覚えてきているようです!
オレンジ帯以上は上手な子が多いのですが、少し気が抜けて、細かい部分のミスを犯す様子が見られました。
少しずつ意識の面の成長を促せればと、考えています!
●少年初級クラス
こちらも30名ほどの子たちが、参加。
こちらが「うるさいよ!」と言うぐらいの、子供たちの大きな気合がこだましながら、元気に稽古に取り組んでいました!(笑)
審査や型試合が近づいています。
型試合に出場予定の、うきょう君とせいたろう君には、みんなの前で型を行わせました。
2人とも、試合一カ月半前にしては、まずまずの出来。
細かい部分をアドバイスしましたが、何度も反復して練習を繰り返せば、かなりのところまで行きそうです!
観客や審判の心を惹くような、シビれる型を見せられるように、がんばろうぜ!
●少年中級クラス
前半の補強では、みんなのテンションが異常に高く、大盛り上がり。
「春のせいなのかな?」と勘違いするほど(笑)
とても楽しそうに、苦しい稽古を行っていました!
今日はAさんが、支部内交流試合以来、久しぶりに稽古に来てくれました。
実は、初戦敗退した彼女の事が気になっていました。
もちろん、負けたことによる彼女のモチベーションも気になっていたのですが、それより負けた後の彼女の行動がずっと頭から離れませんでした。
Aさんに勝った子が、次の試合で三軒茶屋のBさんと対戦したわけですが、その時にBさんに寄り添って一生懸命相手の情報を教えて、力になろうとしているAさんの姿です。
うまく言えませんが、Aさんは、いつも一生懸命稽古に取り組んでいるものの、これまで試合でなかなか結果が出ずにいました。
今回もそれなりに稽古をして挑んだのですが、初戦で敗退。
終わった直後は、トーンダウンして涙も浮かべており、心中を察するに余りあることは一目瞭然。
私も上手く声が掛けられませんでした。
でも、そんな精神状態でも、その後に行われるBさんの試合時には、「あの子は私の時には、こう攻めてきたから気を付けて!」「あの子の得意技は○○だから、もらったらダメだよ」と、ずっと側で真剣にアドバイスを与えていました。
試合中もセコンドに入って、自分のこと以上に、大声を張り上げて一生懸命応援していました。
そんな彼女を見ていて、「自分の悔しさや、悲しさでいっぱいなはずなのに・・」と目頭が熱くなってしまいました。
「子供だから、立ち直りが早い」という考え方もあるかもしれません。
しかし、日頃の彼女を見ていている限り、やはり彼女の人柄なのだと感じました。
そして、やはりそういう人間こそが、勝ってほしいし、勝つべきだと強く感じます。
ただ幸いにも、Aさん以外にも負けても仲間たちを一生懸命応援している三茶の子たちの姿が何名か見られました。
「やるじゃないか」と思いながら、とても温かい気持ちになりました。
そんな優しさや、思いやりを持つ子が、もっと多くいる道場にできたら、本当にすばらしいと思います。
そして、そのために指導者として、改めて襟を正さなければと強く実感させられた、今回の支部内交流試合でした。
●一般クラス
今日も多くの生徒さんが参加してくれました!
今日も基本稽古から、茶帯、黒帯の先輩たちが、非常にキビキビとした動きや、大きく覇気のある気合で、クラスを盛り立ててくれます。
土曜日の生徒さんたちは、頼りになる方々ばかりですし、こちらの指導にも理解をいただいているのでクラス運営には大変恵まれていると思います。
時代の流れがあるので、以前のような「極真=厳しい」というクラスばかりというわけにはいかないのかもしれません。
ただ、そんな時代でも、土曜日のこのクラスは、厳しさをできる限り失わずに行えたらとは思っています。
紺野初段の言葉ではありませんが「女性は一生、美を追い求め、男は強さを、一生追い求める」ように、土曜日一般クラスも、強さをずっと追求できるようなクラスのままで、いられたらと思っています。
女性もいますけれど(笑)
そして、次の世代にバトンタッチできればと考えています。
今週もお疲れさまでした!