ホーム » 指導員ブログ » 土曜日の指導(6月9日)

 

里山です。

 

今週も5クラス指導に入りました。

 

●幼年クラス

 

今日も元気にみんな頑張っていました。

審査に向けた稽古を中心に行いました。

 

あかり先生からは

「今日は基本稽古で縦の蹴り技を練習しました。
そら君、しょうせい君、しゅん君、りょうま君が前にでてお手本でやってくれました。
今回審査を受けない子達もだいぶ基本稽古覚えてきています。
9月にはみんなオレンジ帯に上がれるよう指導していきたいです。」

との報告がありました。

 

●少年初級クラス

学校の子たちもいて、通常より少人数での稽古。

審査前でしたので、個別に具体的に見ることができました。

 

移動稽古は青帯以上を見ましたが、レベルが上がってきています。

特に黄色帯は、若干の修正はあるものの、良い感じです。

 

あかり先生からは

「移動稽古の後は型試合に向けて太極Ⅰ、最後には試合にでる誠天くんと大河くんに型を披露してもらいました。 みんなに審判をしてもらいましたが、彪悟くんはかなり細かく色々アドバイスしてくれていました(笑) 誠天くんも大河くんもまだまだ修正箇所はありますが優勝を狙えるレベルまできてると思うので、この調子で頑張ってもらいたいです。」

との報告がありました。

 

●少年体力・ミットクラス

●少年スパーリング・ミットクラス

 

「先週からやっている大きく構えることとフットワークをテーマにやりました。
構えの手が縮こまる子が多いですが、りょう君は色々自分で途中チェックしながら修正できていました。」

というあかり先生からの報告。

 

また、内股の蹴りの稽古では、勇くんが強烈な蹴りを繰り出しており、お手本にもなってもらいました。

 

また、体重が78Kgのしゅうすけ君は、真剣に蹴ると、尋常ではない威力を出します。

彼の場合、やる気が安定さえすれば、物凄いことになると、いつも期待してしまいます。

 

ただ、稽古後に

「しゅうすけ、将来何になるの?」

と聞くと

「ゲームのクリエイター」

と、こっちの期待とは真逆の答えをくれました(苦笑)

 

でも、確かに、幸せで彼らしい人生を送ってもらうことが、一番重要なことですよね。

 

●一般クラス

 

今日は久しぶりに、ひろき君が来てくれました。

中学の部活で忙しいようでしたが、動きは落ちていませんでした。

 

また、一緒に参加したお父さんも、スパーリングでは上級者からも、あわや技ありというような非常に良い受け、さばきを見せていました。

ただ、上級者も真剣になり、その後に効かされてうずくまるシーンもありましたが、肝心のひろき君は、弟のゆうき君とニコニコして、倒れているお父さんを見ているという薄情な態度。(苦笑)

 

親子の仲が良いのは分かるのですが

「笑ってないで、お父さんの面倒を見ろ!」

とこちらが声をかけると、笑いながら

「大丈夫?」

と心のこもっていないケアをしていました。(苦笑)

 

 

そのひろき君。

実は今日で道場を退会するということを稽古後に伝えてくれました。

お父さんに促されての報告でしたが、本人は言葉にならず、こちらの顔も見られない位に詰まっていました。

 

私も重くはなりたくなかったので、

「いつでも戻ってこい!」

「(テニス部なので)錦織圭になれよ!」

とは話しましたが、本人は、いろいろな思いがあったようでした。

 

以前のブログでも書きましたが、彼は少年部の頃にずっと試合で結果が出ずにいました。

横浜からの通いなので週1ほどしか来られず、また、稽古で延ばされる場面も長い間、見てきました。そのためか完全にやる気もない時期もしばらく続いていました。

 

試合にも出なくなり、こちらの声掛けにも反応がない中

「6年生最後の支部内交流試合に出ないか?結果を出そう!」

というメッセージに、最後の最後で答えてくれました。

 

そこからの数カ月は、紆余曲折はありながらも、非常に高い集中力で練習にも取り組み、いざ試合へ。

とても気迫あふれる試合で勝ち上がったものの、準決勝で敗退してしまいました。

そして、残すところ入賞のチャンスは3位決定戦だけ。

正直、不安も私の中にもよぎっていました。

 

ただ、そんな状態でも気持ちが全く途切れず、

「絶対に勝つ」

と口にし、集中を高めている彼の姿は、本当に久しぶりに見た、以前の強気で真っ直ぐな彼でした。

とても頼もしかったのと同時に、これなら大丈夫だと確信できました。

 

そして試合場へ。

 

結果は相手が不戦敗で勝ち名乗りを受けたのですが、戻ってきた彼は何が起きたか分かっていませんでした。

 

こちらが

「勝ったんだよ」

と伝えると、その瞬間、彼の瞳がジワーッ潤んできて、あとはずっと下を向いて顔を上げませんでした。

ご両親も目を真っ赤にし、私も目頭が熱くなり、視界がぼやけていました。

 

本当に長い彼の闘いは、無事に幕を閉じられたんだな、という安堵感と、彼が逃げずに自力で勝ち取ったという喜びは何物にも代えられないものでした。

 

この経験は、かなり状況が厳しいものだった分、私にとっても大きな自信、成功体験になりました。

子どもに向き合う姿勢やコミュニケーションの取り方、また、一番大事なこちらの意図。

それを教えてくれたひろき君には感謝の言葉しかありません。

 

空手からは離れてしまいますが、いつでも顔を出してもらいたいと思っています。

弟のゆうき君の試合の時にも、きっと会場で会えることでしょう。

 

ひろき、本当におつかれさまでした。

おおいに中学生活を謳歌してください!

 

今週もおつかれさまでした。

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