ホーム » せたひが通信 » ◆2009/05/28 横浜カップ優勝レポート~その2(岩橋幹弘編)

岩橋幹弘さん

岩橋幹弘さん

押忍。三茶道場の「隊長」、「自衛隊」こと岩橋4級です。

最初に、お詫びいたします。道場HPに、なぜ「第1回神奈川県空手道選手権大会」の記事が、いつまでたっても載らないのか、と思っていたら、自分がレポート書いていないせいで、他の準備は、すっかり出来ていたのだそうです。
そう言えば、試合直後に、加藤先生から「速やかに、レポート提出するように」と言われた記憶があるような、ないような・・・・。

入会以来6年、レポートを書かせていただくような、晴れがましい結果を出したのは、初めてなので、どうかお許し下さい。

さて、「第1回神奈川県空手道選手権大会(通称”横浜カップ”)」の会場は、かのモー娘。もコンサートをやったことがあるという、大きな横浜文化体育館です。渋谷で他の選手や水品先生以下のセコンド陣と合流して、みんなで行ったので、初めての場所でしたが、リラックスして行くことが出来ました。

会場に入り、受付、計量が終わると、加藤先生の指示で、アップ開始。「その場駆け足30秒」、「ラスト20秒だと思って、思い切りラッシュ」とか、いろんなことをやります。相手を替えながら、マス・スパーを繰り返し、最後に、シャドーで、思い切り息を上げてオワリです。

アップが終わると、出来るだけ早く、エネルギー補給が、減量に苦しむ軽量級のお仕事(笑)。爽健美茶(最近、飲み物では、これがマイブーム)、エネルギーインゼリー、バナナ、ユンケル(イチローの飲んでる高いのではなくて、コンビニで普通に売っている奴)を手早く詰め込み、生き返ります。

開会式は、すぱっと終わってしまい、すぐに試合開始。他の三茶選手が、さい先良く勝った後、いよいよ自分の試合がやってきます。

相手は181cmある、どでかい選手です。(軽量級で自分の177cmより大きい選手は、あまりいません)。
前日、「いきなりの跳び膝蹴り」とか、考えていたのですが、本番となると、そんな大技は出せず、大きな前蹴りから入ります。当たるが、浅い。あとは、ひたすら「突いて、蹴って、歩いて前へ出て、さらに叩く」の繰り返し。必殺技(のはず)の膝蹴りは、ほとんど出せず、決め手になる攻撃もなし。それでも、自分の体を必死に前に押しだし、受けの動作も、前に出る動きにつなげる。とにかく、ひたすら前へ前へ。しかし、決め手がありません。小豆袋が入ります。判定。延長か。赤旗が2本上がる。主審のコールは「赤、イチ、ニイ、主審赤」。へえ~、勝ってしまった。相手は、地元横浜の選手なのに?

後で、セコンドの撮っていた画像を見せて貰ったら、けっこう自分が前に出て、相手がずるずると下がるという時間帯が長く、ふうん、これなら勝ちなのかな?とも思ったのですが、これまでの試合での引き分け延長、あるいは3-0僅差判定負けとどこが違ったのか、本人にもよく分かりませんでした。「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし(負ける場合には、必ず原因がある。勝ってしまう時には、あれっ、どうして?と不思議に思うような勝ちがある)」(楽天の野村監督のお言葉)。

2回戦(すなわち決勝戦ですが)の相手は逆ブロックの1回戦、積極的に前に出る組手で、膝蹴り、下突きを効かせて圧勝し、上がってきた156cm、56㎏の、小さな選手。自分とは身長で21cm、体重で19㎏という圧倒差があります。「気持ちで負けたら、カッコ悪いですよ」と加藤先生がプレッシャーをかけます(笑)。

試合が始まるとすぐ、前蹴りを蹴りこんでみますが、相手の突進がとまらず、結局接近戦に。後は、ひたすら膝蹴り、膝蹴り、膝蹴り。何度も、まともに膝蹴りが入っているのに、相手は倒れません。相手側セコンドの「相手、膝蹴りしかないよ!!正面立つな、ポジション替えろ、回り込め」という指示が、こっちにも聞こえるのですが、相手は、そんな声は無視して、真っ正面から入ってきます。こちらのセコンド陣は「膝蹴り、続けて」。どーせ、オイラは、膝蹴りしかねーよ、と膝蹴りを蹴り続けます。それでも相手は倒れません。「膝蹴りダブルで」と加藤先生の声。膝蹴りで、ぐらついた相手に、もう一発、膝蹴りを当てられれば、効くはず、と思いますが、普段稽古してないことを、急にやろうとしてもムリ。次の試合までに稽古します(笑)。
捨て身の上段膝蹴りを狙い、これが相手のアゴをかすめましたが、相手が強引に前に出てきたのでクリーンヒットになりません。
最後は、くたびれて、膝蹴りも出せなくなり、下段の蹴りを続けるうちに試合終了。主審含め4-0の判定勝ち。

というわけで、わずか2試合、2勝ですが、初優勝させていただくことができました。
これはすべて、ここまで、足かけ4年間8連敗を続けてきた中、見放さずに試合に出し続けて下さった支部長、励ましていただくとともに、ご指導をいただいた長嶺会長、加藤先生、里山先生、水品先生、稽古のたびにスパーリングやビッグミットにつきあって下さった指導員、先輩、仲間、後輩、そして応援して下さった、すべての皆さんのおかげだと感謝しております。

最後に、試合に取り組んで、なかなか結果(試合での勝利とか、優勝とか)の出せない後輩の皆さん、特に少年部のみなさんへ。指導して下さる先生の指導に従い、地道な稽古を積み重ねてゆけば、必ず実力はアップします。実力が着実にアップすれば結果は必ず、後からついてきます。8連敗(自慢することではないが)から、優勝にこぎつけた自分が言うのですから、絶対に間違いありません。これからも、一緒にがんばりましょう。そして、先生、先輩方、これからもよろしくお願いいたします。

次は、関東大会です。

岩橋幹弘
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