ホーム » 指導員ブログ » 空手の技のその先に

昨日は金久保選手との朝錬から始まりました。
最近ますます、技に工夫が出てきた金久保選手、今日も出入りや技の出し方など色々試していました。
稽古前や、合間に色々な話をしましたが空手の技術はもちろんですが心の部分での変化がかなり感じられます。
どんどん進化していく過程を間近で見られるのは楽しいです。
ウェイト制では世界へのチケットを手に入れて欲しいです。

職員研修ではバッサイという型を何十回と繰り返し稽古しました。
毎週、職員研修では太極Ⅰから平安やその他極真に伝わる型を稽古しています。
移動稽古や基本稽古の見直しも行ったりします。
既に知っている型や技でも知らないうちにいろんな癖がついていたり、勘違いをしていたり、解釈が変わってしまったりすることがあります。
田口支部長の下、全職員が技術、知識を統一の見解を以て指導できるようにしています。

空手の稽古はとても地味で同じことの繰り返しだなぁと思います。
型を行ってもただ順番を覚えるだけでは振付を覚えただけと変わりません。
基本稽古や移動稽古も同じですが、それがどのように組手につながっていくのかを考えながら稽古をすることが大切です。
自分自身、年齢を重ねてくると短絡的な強さを求めるだけでなく、長く強さを追い求められるような空手を実践したいです。
相対的な強さだけではなく絶対的な強さがどういうものか?それを探求していくのがワクワクするほど楽しいです。
組手が強いのは当たり前ですが、それだけではなくしっかりとした空手の基礎を身に着けていきたいですね。

幼年、低学年試合クラスは打ち合わせの為、稲岡君に交替してもらい高学年試合クラスから指導に当たりました。
20日の西東京大会、3/6の支部内交流試合に出る子たちはそれぞれの目標が具体的に見えているために集中して良い感じでした。

ライトスパーリングクラスでは2名の体験者がいましたが、先輩たちが親切に教えてあげて気持ち良さそうに汗をかいていました。
一緒に稽古をするようになってくれたら嬉しいです。

初心者クラスでは先日体験をしたT君が入会して、初稽古をしました。
ここでも先輩が積極的に声をかけてくれたり丁寧に教えてくれたりと、たくさんいい光景を見ることが出来、嬉しかったです。
また、まだわからないことだらけのT君も一生懸命に周りの動きについていき声を出していたのが良かったです。
最後には道場訓も声を出して唱和してくれました。
この気持ちを忘れずにこれから稽古をしていって欲しいです。

道場には男女を問わず幅広い年齢、いろいろな職業の人が集まってきます。
人と人との結び付きの始まりは「挨拶」です。
普段我々が言っている「押忍」の挨拶には「尊敬」「感謝」「忍耐」の意味が含まれています。
少年部では「空手の稽古をして強くなる。強くなってやさしくなる。」ということを教えています。
これは大人も同じで空手の稽古をしているからこそ誰よりも強くなり、その過程でキツイことや、つらい経験を経て人に対していたわりや思いやりの気持ちが溢れ、本当の優しさで接し、相手を尊敬したり、感謝の気持ちを持つということを実践してもらいたいです。
その気持ちがあれば自然と挨拶もできれば、他人に関心を持ち、周りへの気配りが出来るようになると思います。

空手の技も繰り返し何度も稽古をし、いつでも意識しなくても自然にその技が出るようにするのと同じで、道場で行っている挨拶や返事に始まって、他人に対する気配りや優しさも普段の生活の中でごく自然に何も考えずにできるようにするのも空手の修行です。
我々には大山総裁の遺してくれた極真精神、「頭は低く眼は高く、口慎んで心を広く、孝を原点として他を益する」というものがあります。
これを実践していかなければ極真空手を行っているとは言えません。強さの先に極真精神を実践することこそ本当の実践空手になるのではないでしょうか?

最近、空手を習っていない人から空手のことを聞く機会が何度かあり、共通して言われることが空手や武道を行っている人は礼儀正しい、親切、立派な人ということを言ってくれます。
それは先達が武道を社会の中で実践してきたからであり、我々もそれを実践していかなくてはいけません。
自分自身、まだまだ修業の身ですが一緒に精進していきましょう。

かとうみずき

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