日曜日に、武田君の挙式に参加してきました。
私の彼への印象。
人に対して誠実であろうとする、それが武田雅人です
こんな思い出があります。
自分が、長年の目標であった世界大会出場が叶わずに、引退した2007年の7月。当時職員だった自分は、その年の夏合宿を、無念さ、開放感、期待に応えられなかった申し訳なさ、今後のことなど、様々な思いが、頭から離れず、心が空白のまま参加したのを覚えています。
自由時間、皆で楽しく海で遊んでいたものの、ボーッとしてしまうという指導員としての醜態がどこかにあった気もします。
そんな時に、近くにいたのが武田君でした。彼なりに気遣かってくれたのでしょう。
同情されるのもシャクだし、「気持ち悪いなあ」(笑)と思いもしましたが、何か武田君からすごくさわやかで心地よい、温かさを感じたのも事実です。弁が立つわけでもない武田なので(笑)何もしゃべらず、自分の二言、三言に「押忍」と返すだけでしたが、その数分の時間は、決して表面的ではない、人を本当に思いやる武田の人間性を感じるには、十分な時間でした。
彼の想いに、ふと胸が熱くなり「いじけていてもしょうがないな」と思わせられました。
もうひとつ印象的な出来事があります。
数年前、帯研が終わって彼と話をしていた時のことです。
武田をからかおうと、近藤先輩と一緒に彼が尊敬する真銅先生に関して「昔、海賊だったらしいぞ」と明らかに分かる嘘を話していました(真銅先生申し訳ないです)
いつもなら「押忍!」「失礼しました!」としか言わない武田君が、真顔で「(真銅)先生はそんな人ではありません」と言い返してきました。
「不器用だけど、いいな武田は」と感じたのを覚えています。
武田とはそんな男です。
普段、彼に辛口なことしか言わない自分があんまり誉めるのも気持ち悪いので、この辺にしておきます。
武田君、末永くお幸せに