稽古後に「高い山を目指そう」と話をしました。
近所の裏山などは、サンダルとTシャツなんかで登る事ができます。
でも、富士山に登るにはそれなりの準備をしなくてはなりません。
まして、エベレストに登頂するには、それこそ山の知識、気象学、体力、相当の準備が必要です。
その分、自分にいろいろな経験、知識、人脈が財産となって蓄積していきます。
試合も一緒です。
小さな支部内試合を目標にするのか、全日本大会を目標にするのか、世界大会を目標にするのか。
各試合に出場するにしても、参加するだけを目標にするのか、優勝を自分に課すのか。
一回戦を勝てば良いと思っている選手と、優勝を課している選手では自ずと稽古内容が変わって来ます。
エベレストに登る人が様々な準備をする様に、大きな大会でのトップを目指す選手は、ウエイトトレーニング、陸上トレーニング、メンタルトレーニング、食事や栄養学、試合にピークを持って行くまでのコンディショニングなど様々なことを学び、準備するはずです。
もちろん、段階的に登る山を高くして行くことは必要ですが、自分の中に最高峰の山に登ることを楽しみにしていく意識は必要です。
裏山に登る意識の人と、エベレストを視野に入れて準備をしてきた人が対戦したらどうなるか?
自ずと結果は見えてしまいます。
少なくとも選手稽古に参加して、大会での勝利を目標とする一般選手は、高い山を目指す意識を持って欲しいと思います。
(少年部の試合に関しては、お子さん自身が自立し、自らそこを目指すのは良いと思いますが、指導者や、保護者が、お子さんに無理矢理エベレストを目指せー!とやってしまうと、遭難(燃え尽きや、故障など)してしまう危険があるので注意が必要です。)
そして、中高生で参加している人は、高い山を目指している先輩達の稽古姿勢や、考え方などを、身近に感じるだけでも沢山の学びがあり、必ず成長していく事ができます。
実は、この山の話は、自分が色帯の頃、山田雅稔師範が試合や審査の度に話されていた事です。
自分もその事は常に頭の中にあり、稽古日誌にも良く「高い山を目指せ」と書いていました。
書いていて思い出しましたが、「順番を待っている様ではいけない」とも話されていました。
当時の城西支部には、黒澤浩樹先生、増田章先生を始め、錚々たる実績の先輩方が沢山いました。
支部内の全日本選抜試合で優勝しても、出場枠の関係で全日本大会に出場できるかわからない。そんな時代でした。
山田師範は「黒澤、増田が引退するのを待っている様な意識ではなく、彼らに勝って自分が全日本に出て活躍する気概を持て」と当時よく話されていました。
これから、東日本大会、JOSOカップ、極真祭、横浜カップ、世界大会と大会が続きます。
選手稽古に参加している一般選手の皆さんは、常に高い志、気概を持って稽古していきましょう。
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