子供の空手の進歩は、稽古をしたらしただけ右肩あがりの綺麗な直線で進歩する訳ではありません。
・ある子は、入門したら直ぐに上達したけど、しばらく停滞が続いて、中学生になって突然強くなる。
・ある子は、入門しても一向に上達しなかったけれど、試合に出場して負けて悔しくて稽古をして、中学年になって急激に上手くなる。
・ある子は、入門してから定期的にコツコツ稽古を続けて、少しずつ少しずつ確実に成長する。
・ある子は、空手は好きだけど、身体が小さくなかなか組手で勝つ事ができなかった。ところが成長期を迎えて身体が大きくなり、中学生になってはじめて優勝して、全国大会で活躍する様になる。
空手の実力の伸びは本当に人それぞれ、千差万別です。
ただ、一生懸命稽古を続けてさえいれば、目に見えていなくても必ず力がついています。
例えるなら、
表には見えなくても、深く地下に根を這わせている様に。
飛躍するために、バネをじわじわと縮めている様に。
前向きに稽古を続けていれば、
何かをきっかけに幹が伸び、葉が茂り、花を咲かせます。
何かをきっかけにバネが弾けて、飛躍的に高く跳ぶ事ができます。
そのきっかけは、先生に褒めらることかも知れません。
試合での初めての勝利かも知れません。
仲間の頑張りに刺激を受ける事かも知れません。
空手が好きで、稽古を続けていれば、必ず成長します。
だから、我々指導者、保護者の皆さんをはじめとする大人は、一回の試合の結果や審査などで一喜一憂せずに、長い目で見守っていくのが良いと思います。
焦らずに、プロセスを見ていく姿勢が大切ではないでしょうか?
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