5月14日(金)
三軒茶屋道場は、
幼年クラスから一般クラスまでの5クラス。
久々の幼年クラスには新しい仲間が数名。
これからの成長が楽しみです。
低学年クラス、中学年クラス、高学年クラスはテンポ良く稽古。
一般クラスは受け返しを中心に稽古。
稽古後に狛江道場に移籍してきた大学生がわざわざ挨拶に来てくれました。
これからの活躍が楽しみです😁
■「使える脳の鍛え方 成功する学習の科学」を読みました。
勉強になったので印象に残った部分をメモして皆さんと共有したいと思います。
⚫︎専門技術は遺伝がもたらすものでなく、練習の量と質の成果であり、平凡な才能の人であっても、意欲や時間、ひたむきに続ける規律があれば、優秀な専門家になれる可能性がある。
→自分には才能がないといてあきらめるのではなく、どうしたら強くなれるか継続して考え、努力できる人が強くなれる。身体の強さや運動神経ではなく工夫して続ければ成長できるということですね。
⚫︎成果をめざす人は、無意識のうちに自分の能力を制限する。能力の証明や見せびらかしが目的なら、できる自信のある課題を選ぶほうがいいからだ。(中略)能力の強化を目的とする人は、常に難しい課題を選び、失敗しても、もっと集中して独創的に練習に励むための有益な情報ととらえる。
→試合や、審査を、自分を成長させるものと捉えるか、帯やトロフィーそのものを目標にするかで成長の度合い、努力の力が変わってくるということですね。
こんな例も書かれていました。
⚫︎キャロル・ドゥエックの研究
小学5年生にそれぞれひとりでパズルを解かせた。解いた生徒の一部は賢いと褒められ、ほかの生徒はがんばった事を褒められた。
彼らに次に解くパズルを2種類のうちから選ばせた。一つは同じくらいのむずかしさ、もうひとつは、よりむずかしいが努力をすれば解き方がわかるものだった。
すると、賢いと褒められた生徒の大部分は同じくらいのむずかしさのものを選んだが、がんばったことを褒められた生徒のうち九十パーセントは難しいほうを選んだ。
→極端にいうと才能を褒めるとチャレンジしなくなり、努力のプロセスを褒めると失敗を恐れなくなるという事。
試合やテストなどのあとの大人の声かけで、その後の子供の頑張る力が変わってきます。
気をつけたいと思います。
子供の稽古の中でも、失敗を恐れない事、強くなるのには才能より工夫して継続することなどを伝えていきます。
ちょっと高い本ですが、科学的に証明された勉強の仕方などがわかるのでオススメです。
ウエイトトレーニングと一緒で勉強も適度な負荷(想起練習)と休養(間隔練習)が必要などかなり参考になりました。
興味がある方は是非。
金曜日の稽古の様子です