富士の麓に、我が家の墓参りに行ってきました。
正月といえば
初日の出―御来光―富士山。
一富士、二鷹、三茄子。
地方に行けばその地の富士山。都内でも富士見台、富士見坂など富士山に因んだ地名も多い。
また、最近では少なくなっている銭湯の壁には富士山。
・・・自分が海の男をしていた頃、西伊豆の大瀬崎というところの海面から見る富士山は、海―松林―富士山というまさに銭湯のそれであった。海面直下の水中から見る富士山もまた格別なものだったなぁ・・・
古くから文学や芸術にも富士山をモチーフしたものが多く、フジテレビや富士通など富士の名を冠した名前も多い。
そのくらい日本人は富士山が大好きなのである。
霊峰富士、やっぱり富士山はいつ見ても素晴らしい!
特に冬は雪化粧が澄んだ空気の中、青い空に良く映えて美しい!
ご存知のように富士山の標高は3776mで日本一高い山である。
子供の頃、この標高を覚えるのに「みななろう日本一」と語呂合わせで覚えたものだ。
そう、今にして思えば日本一には皆成れるということを富士山が教えてくれていたのである。
どのような日本一に成るかはその時々で姿を変える富士山のように人それぞれで良い。
肝要なのは山の頂を目指すかどうかということだ。
数年前、田村指導員と富士山を登った。
先日もたまたまその話を二人でしたが、実に良い経験だった。
頂上で迎える御来光、浅間神社へのお参り、山頂での超高級おしるこ、お鉢巡りで最高峰の剣ヶ峰、
何とも言えない感動でいっぱいだった。
ある年、先輩から「日本で一番高い山は何だ」という話をされた。もちろん富士山である。
「では、二番目に高い山は?」「・・・」知らなかった。
「試合でも同じだよ。優勝者は知っていても準優勝は覚えられないよ。どうせやるなら、一番のほうがいい。」
「・・・」前年、極真祭で準優勝して今年こそはと思っていたときに言われたことだ。
結果はまたしても準優勝、その後もまだ頂には達していない。
毎回今度こそはと思うのだが富士山を見ながらこの話を思い出し、決意を新たにしました。
(2番目は南アルプスの赤岳、3番目は北アルプスの奥穂高岳・・・悔しいからあとで調べました。)
よしっ!稽古するぞぉー!!
しかし、一日中良く富士山が見えていたなぁ。
かとうみずき