11月20日(金)~22日(日)に開催された、第11回全世界空手道選手権大会、そして、11月23日(月・祝)に開催された、全世界女子空手道選手権大会及び国際エリート大会出場選手への沢山の応援本当にありがとうございました。
当城西世田谷東支部昭島道場から出場した、大澤佳心選手は、初日の1回戦は191センチ、130キロ、オーストラリアのビクター選手を見事下段蹴りで1本勝ち。
二日目の2回戦は、180センチ、110キロ、南アフリカのゾラニ選手を下段回し蹴りから下突きのクイック攻撃で効かせて、本戦5‐0の完勝。続く、ロシア大会準優勝の強豪、アンドレイ・チルコフ選手との対戦は、終始攻め続けて、本戦4‐0の判定勝ちと絶好調で3日目の本戦に勝ち進みました。
3日目の試し割りでは、20枚を割り、4回戦はロシアの巨人、190センチ、86キロのキリル・コチュネフ選手。
開始と同時に怒涛の突きと下段蹴りで仕掛ける大澤選手。
大澤選手の力強い攻撃に、一瞬たじろぐキリル選手でしたが、終盤、膝蹴りと突きのラッシュを仕掛けてきます。
大澤選手は、その圧力にやや下がり、手数も少し減ってしまい、本戦で惜しくも敗れてしまいました。
しかしながら、大澤選手の気迫あふれる戦いに、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。
試合後も沢山の支部長やコーチから、大澤選手の戦いは素晴らしかったと、声をかけて頂きました。
19歳とまだまだ若い大澤選手。今後の活躍に期待しています。
そして、少年部から、彼を見守り育ててきた、昭島道場分支部長、真銅選手の指導力と、昭島道場の皆さんのサポートの賜物だと思います。真銅先生をはじめ、昭島道場の皆さん、本当にお疲れさまでした。
自分は日本代表のヘッドコーチとして、選手のセコンドにもつきました。
今回のテーマは日本選手の優勝でしたが、残念ながら、荒田選手と上田選手がベスト8に入賞したのみで、準決勝・決勝の舞台に日本選手が上がることができませんでした。
選手の皆は本当によく頑張りました。3日目まで勝ち進んだ選手達は、満身創痍の中、堂々と戦ってくれました。
今は、コーチとしてもっとやれることがあったのではないか?今後、何が出来るのか?悔しさや反省の念が頭の中に渦巻いて、上手くまとまらない状態です。
ただ、キリル選手に健闘した大澤選手、イリヤ・カルペンコ選手と堂々と打ちあった清水選手、ロシアのアロスラブ選手に下段を効かされ、もう駄目か?と皆が思った瞬間に怒涛のラッシュを見せて、盛り返し、会場を沸かせた南原選手など、若い選手の溌剌とした戦いには、次代の日本チームを率いていく力を感じさせてくれました。
城西世田谷東支部の皆さんの、大澤選手をはじめ、日本選手への大きな声援、本当にありがとうございました。
この場をお借りして、深く御礼を申し上げます。
そして、23日の国際エリート大会には、城西世田谷東支部から、佐野忠輝選手、田中通典選手、永吉美優選手、藤森壮祐選手の4名が出場し、永吉選手が高校女子のクラスで優勝、シニアマスターズクラスで田中選手が第3位に入賞しました。
おめでとうございます。
また、同日開催された、女子世界大会では、男子世界大会同様、ロシア選手の強さが際立ち、日本選手は健闘しましたが目標である優勝はなりませんでした。しかしながら、スマイルジャパンの田中千尋選手が、ロシアの強豪アナスタシア選手を3位決定戦で破り、見事3位に入賞しました。気迫のこもった力強い突きと、気迫に満ちた戦いはとても素晴らしかったです。
金曜日から月曜日までの4日間(前日の記者会見、審判講習会を含めたら5日間)があっと言うまに過ぎてしまいました。
先ほども書いた様に、日本人選手が優勝できなかった事は本当に悔しい思い、忸怩たる思いで一杯です。
ロシア選手の尋常でない強さ。また、そのロシア人を破り、決勝に上がった、ブルガリアのザハリ選手とフランスのジマ選手のバランスのとれた力強い組手。本当に見事でした。
大会としては、最終日は立ち見が出る程会場は満員でした。
選手達の戦いは日本人選手、海外の選手を問わず、非常にレベルが高く見ごたえがありました。
そして、コストブ師範と長年二人三脚で修行してきた、ブルガリアのザハリ選手の念願の優勝。心より祝福したいと思います。
普段は笑う事の少ない、コストブ師範の満面の笑顔を初めて見た様な気がします。
23日の国際大会が終わり、池袋のホテルメトロポリタンにてサヨナラパーティーが開催されました。
そこで、世界各国の支部長や選手の皆と酒を酌み交わし、交流を深める事が出来ました。
極真の素晴らしさを心から実感しました。極真空手は拳を通して会話をし、国を問わず通じ合う事ができる素晴らしい武道です。
選手達と熱く過ごした4日間。悔しい思いもありますが、本当に貴重な経験でした。
極真空手に携わっているからこそ、こんな心から燃える経験をし、普段知り合う事のできない海外の極真の仲間と交流することができます。
本当に幸せな事だと思います。
この極真空手の素晴らしさを、日々の道場活動で是非皆さんに伝えて行きたいと思います。
世界大会、女子世界大会、国際エリート大会に出場した選手の皆さん、お疲れさまでした。
応援して頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
大会のスタッフとして協力して頂いた皆さん、本当にありがとうございました。
そして、運営をして頂いた、総本部の職員の皆さん。本当に本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
極真空手は最高です!
押忍!!
■第11回世界大会結果
http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2015/11/22/-2/
■第11回世界大会レポート及ぶテレビ放映日
http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2015/11/24/1122news02-2/
■世界女子大会、ワールドユース・シニア・チーム型競技入賞者
http://www.kyokushinkaikan.org/ja/news/2015/11/23/1123news01/
大会前日の東京体育館
大会前日記者会見
この日初めて日本と海外の強豪が顔を合わせました
世界の支部長が集まり審判講習会
大会初日の朝、関係者入場口に選手、スタッフが集まります。写真はブラジルチーム。
試合場管理係に入ってくれたせたひがのメンバー。試合前にも関わらず佐野先生もスタッフとして働いてくれました。
初日の開会式前のサブアリーナ。全選手が集合。壮観です。
2日目の朝。城西野方支部の皆さんと一緒にタイム・小豆袋係をしてくれた二人。とても重要な仕事ですが、素晴らしい仕事ぶりだったと、支部長の先生から誉められました。
少年部演武に参加して、祖師谷道場の3名。木山監督と写真を撮ってもらいました。
初日を勝ち抜き、2日目のアップをする大澤選手。
初日のダイジェスト映像に各国の選手、セコンドが一緒に食い入る様に見ていました。
二日目終了後の東京体育館。正面入り口より。この広い体育館が満員の観客で一杯になります。
最終日の朝。東京体育前は長蛇の列です。体育館1周するほどの列だったそうです。
最終日、アップをする大澤選手。この時はすでに満身創痍でしたが、気持ちは充実しているようでした。
表彰式の様子。
集合写真を撮影している舞台上から逆撮影(笑)
エリート大会、マスターズに出場する佐野先生と愛弟子、小川先生。
試合前の田中君。少し緊張しているかな?
そして、見事3位入賞!おめでとうございます(^^)
高校女子の部で見事優勝した永吉さん。いい笑顔です。
エリート大会に出場した選手とセコンドの皆さん。
大会終了後、ホテルメトロポリタンにて、サヨナラパーティが開かれました。1000人以上いたのではないでしょうか?大盛況でした。
ニュージーランドのタキワ先生と。審判のチームが一緒でした。
ブラジルのフィリョ師範と。
ドイツのナカハタ先生と。
優勝した、ザハリ選手とコストブ師範。木山監督と一緒に。
レチ選手と。日本語も少し話せます。三軒茶屋の近藤先生とは激闘を繰り広げました。
佐野先生と初戦で戦った、オランダのコンケット選手。数年前、三軒茶屋の後藤先生がセコンドをした縁で、三軒茶屋の皆と一緒に食事をした事があります。佐野先生が物凄く強くて驚いたと言っていました。
鎌田選手と、ウクライナのイスマイロフ選手。イスマイロフ選手は物凄いテクニシャンで、自分は何度も映像研究しました。このイスマイロフ選手を完封した上田選手は凄いです。鍛え抜かれた身体は凄かったです。この日は日本選手と海外の選手も交流を深めていました。
今後の日本の極真を引っ張って行くであろう期待の若手選手達。
左から、山川選手、大澤選手、清水選手、南原選手。
男女日本選手団。本当にお疲れ様でした!!