3月16日(火)
試合クラスは基本的なコンビネーションをミットで打ち込んだあと、スパーリングを沢山行いました。
写真は、支部内型試合に向けて自主トレに来られた境初段と一緒に。
審査が終わり、皆さん支部内試合に向けて頑張っています。
目標があるのはやはり良い事ですね。
早く新型コロナウイルスの感染が収まって欲しいものです。
3月17日(水)
3月17日(水)
午前中は職員の健康診断。
午後からオンライン稽古3クラス指導。
その後は、支部内型試合の配信用のルール説明動画の撮影をしました。
藤倉先生、高木先生、樋口君、原口君、金子さん、ありがとうございました。
オンライン少年クラスは休憩無しで沢山身体を動かしてもらいました。
型試合の入退場の仕方、判定の基準などをYouTubeにて限定配信する予定です。
型試合に参加される方、及び、保護者の方は、
・体調管理シートへの2週間記入。
・体調管理シートの当日持参。
・体育館の駐車場は使用しない。
・感染防止対策として選手1名につき付き添いは1名。
などのルールをしっかり理解し試合に臨んで下さい。
3月18日(木)
三宿道場少年クラス。
今日は稽古の後、昇級審査会。
緊張感のある良い稽古になりました。
柔軟性の審査では、足を首にかけて立ち上がった子が受審者9名中2名も。
思わずみんなから拍手が起きました。
受審者の皆さん、お疲れ様でした。
今日は16名といつもより少ない参加でしたが、集中してしっかり稽古できました。
◉モチベーション3.0 /著ダニエル・ピンク
「ある活動に対する外的な報酬として金銭が用いられる場合〜中略〜その活動自体に本心からの興味を失う」(本文抜粋)
とても興味深く読みました。
他者にやる気を出させる為に「アメとムチ」を使うのは効果がないばかりか、その事自体に興味を失うというマイナスをもたらします。
自分も子育ての最中にやってしまった事が多々あります。
「⚪︎⚪︎を頑張ったら⚪︎⚪︎を買ってあげる」
「試合で勝ったらお小遣いを増やしてあげる・・・」
やってしまいますよね。
実は、この様な「交換条件つき報酬」は逆効果なのです。
こんな実験があります。
自由時間に無心に絵を描いていた幼稚園の子供達を3つのグループに分けます。
1.絵を描く前にリボン&名前入りの賞状を見せて「この賞状をもらいたいか?」と訊ねる。(事前に報酬があるのを知るグループ)
2.ただ「絵を描きたいか?」とだけ訊ね、絵を描き終えたあとに賞状を渡す。(賞がもらえるのを知らないグループ)
3.ただ「絵を描きたいか?」と訊ね、賞を約束もしないし、渡さないグループ。
2週間後の自由時間に、紙とぺンを用意すると。
2と3のグループは実験前と同様に熱心に沢山の絵を描きましたが、事前に賞をもらえることがわかりそのとおりに貰えた1のグループは、実験前より大幅に絵に対する興味を失い、絵を描く時間も格段に少なかったそうです。
外的報酬によって、絵を描く楽しみが奪われてしまうのです。
また、ムチ(処罰→罰金など)もまた効果がないという実験があります。
ある幼稚園で、閉園時間までにお子さまを迎えに来ないと、10分遅れるごとに罰金が課せらると通達を出しました。
罰金で取り締まれば遅刻しないどころか、着実に増えました。(罰金導入前の2倍)
原因は、道徳的な義務感(子供の面倒をみてくれる保育士さんのために早く迎えにいく〜内発的動機づけ)から「取引」(お金を払えばいいんでしょう?)に変わってしまったからだそうです。
この本では、
モチベーション1.0→生存のために行動する
モチベーション2.0→報酬と処罰による行動
モチベーション3.0→人間には、学びたい、創造したい、世界をよくしたいという第三の動機づけ(内発的動機づけ)
があるといいます。
これは、「結果をほめる」のではなく「プロセスをほめる」にも通じますね。
審査の帯も、試合のトロフィーも、帯や、トロフィーが目的や動機になってしまうと、空手の稽古による「成長や進歩する喜び」を奪ってしまうのかもしれません。
試合を頑張っていた子が燃え尽きてしまう。
黒帯を取得した途端に道場に来なくなってしまう。
その様にならない様に、道場稽古の中で空手の楽しさ、成長や進歩を感じられる稽古内容、ともに成長するための先輩後輩関係の様な、ポジティブな道場の雰囲気を作っていきたいと思います。
「モチベーション3.0 /著ダニエル・ピンク」
興味がある人は是非手に取って読んでみて下さい。オススメします。
著者のダニエル・ピンクさんのTED TALKです。