今日の小学生高学年、中学生クラス。
参加者の返事、気合いが物足りなく、こんな話をしました。
「人は、生まれてくるときに「オギャー!」と大きな泣き声を出して生まれてきます。大きな気合いや返事がないのは、「出ない」のではなく「出そうとしてないない」からです。声を出すのが恥ずかしいなんて思うのは、極真では一番恥ずかしい事です。」
これは、以前合宿で、松井館長の稽古に参加した時に松井館長が話されていたことです。
「極真空手は世界各国にあります。その世界で極真を稽古している人たちは、日本の極真を尊敬しています。日本の空手がどれだけ凄いか、想像している事でしょう。もし、海外の極真の仲間が今日のみんなの稽古の様子を見たら、がっかりするんじゃないかな?日本の極真がなめられない為にも、しっかり稽古しよう!」
そう、発破をかけました。
すると、皆、目の色が変わり、大きな気合いで力強い技で、稽古ができました。
やれば出来るのです。
以前、ロシアのハバロフスクの大会に行った事があります。
大会の会場で自分達日本の支部長が通ると、小さな子供までも、きちんとした不動立ちで「押忍!」と隙のない礼をしていました。
これは、凄いなと感心しました。
日本よりもしっかりしていると感じたと同時に、しっかりっと指導をしようと改めて反省しました。
これは、極真の世界だけではありません。
ハバロフスクから、日本に戻った時に感じたのは日本人の姿勢の悪さです。
ロシアの人達は、背筋がピンと伸びて堂々と歩いている印象がありました。
ところが日本に帰ると、若者がコンビニでだらしなく地べたに座っていたり、皆、猫背で足を引きずって歩いているように感じました(あくまでも自分の主観ですが・・・)
少年部の子供たちに、日本の武道の誇りを持ってもらえるような、指導、稽古をしていけたらと思います。