今日の低学年クラスの後に礼儀の話をしました。
・道場では突き蹴りだけを学ぶのではない。
・礼儀も学ぶ。
・礼儀とは?
自分が思うに、
『相手の気持ちを考える事』
が『礼儀』だと思います。
挨拶・返事はもちろんですが、物を受け取る時には両手で受け取る、人の話をしっかり聞く、人が話をしている間に割り込んで話しかけない…
これらは、相手の気持ちを考えての行動です。
稽古の中でも、相手が蹴りやすい様にミットを持つ、腹筋をする時に、相手が痛くないように、起き上がりやすいように押さえてあげる…
相手の気持ちを考えるという意味では、こういった事も礼儀になるでしょう。
スパーリングや組手は自分勝手に攻めたり、動いたりしても相手を制する事はできません。
相手の動きを察知する、相手の気持ちを読む、相手の意識の裏を取るなど、相手の態勢、気持ちをよく感じる事が大切です。
組手と礼儀。
繋がりますね。
昔の侍の人達は、普段の生活からそういった感性を磨く為に、『礼儀』を重視したのかも知れませんね。