ホーム » 田口支部長ブログ » 『さすが』と『なのに』

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関東大会から一週間が経とうとしています。

三軒茶屋道場からは8名の選手が出場し、3名が入賞しました。

少年クラスでは入賞者の人に前に出てもらい、一言皆に言ってもいます。

そして時折こんな話を子供達にします。

空手の大会で優勝したの?それ『なのに』挨拶もできないんだ。

と言われる人になるのか?

挨拶がしっかりできているね。『さすが』空手の大会で優勝しただけあるね。

と言われる人になるか?

優勝や入賞するためには相当な努力が必要だし、明確な目標設定や、客観的に自己分析をしなくてはなりません。

ただその能力を空手だけにしか活かせないのでは、試合に出る意味は無いでしょう。

空手の試合で得た経験を普段の生活に活かせる様にする。

そこが重要だと思います。

指導する側も保護者の皆さんも、試合に参加する意味と目的をはっきりもつ事が大切ですね。

勝ち負けだけを見てしまうと、大切な事を見失ってしまいます。

子供の空手は、厳しい稽古の中に『空手が好き』という核がなくてはなりません。

指導者が教えてやってる、強くして『やってる』という意識があったり、親に『やらされてる』と いう意識があると、子供は空手が楽しめなくなる事が多いです。

特に親御さんが勝った時だけ褒めて、負けた時は冷たく接したり突き放したりしたら、いつか空手から離れていくし、健やかな成長の妨げにもなると思います。

試合までの子供の頑張り、我慢、工夫、努力…勝ち負けにかかわらず良いところは必ずあるはずです。

そして成長している部分も必ずあるはずです。

勝っても負けても、そこを見逃さないでいたいですね。

そして、厳しい稽古を自分からすすんで工夫してやる子は、すぐには結果が出なくても、不思議と強くなるし長く空手に携わっていきます。

関東大会を終えて、ふと試合出場の意味について考えてみました。

試合に関しては、保護者の皆さんにも同様のスタンスで見守っていただけたらありがたいと思います。

※三軒茶屋の選手クラスの子供達。

厳しい稽古も楽しく前向きに稽古している子供達。確実に成長しています。

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