5月26日(日)
西東京都空手道選手権大会、城西カップ、ビギナーズカップが、駿河台大会体育館にて開催されました。
東京城西世田谷東支部からも沢山の選手が参加し、素晴らしい戦いを見せてくれました。
1年以上入賞できていなかった子が入賞したり、入門当初は気持ちが弱く稽古の中でしょっちゅう泣いていた子が、城西カップで堂々と戦い入賞したり、ギックリ腰の中必死に戦って勝利した人、皆の頑張りに胸が熱くなりました。
また、入賞ならなかった子も、引いて負けたり、気持ちが折れたり、反則を過剰にアピールする事無く、堂々と戦っていました。
試合は勝ったり負けたりの繰り返しです。
今回勝った人が次勝つ補償はありません。
今回負けた人が次負けるとも限りません。
対戦相手も勝つために必死に稽古して、突き蹴りを出してきます。
簡単には勝てません。
だからこそ価値があります。
必死に稽古してきた人同士が全力で戦うからこそ、そこに学びがあり成長があります。
ゴールキーパーがいないサッカーの試合でゴールを決めても、ディフェンダーのいないバスケットの試合でシュートを決めても、つまらないし、技術の向上も学びもありません。
そう考えると、対戦相手は、「敵」ではなく、自分を向上させてくれる大切な、「同士」ですね。
だからこそ、相手を尊敬し、試合前後に「礼」をするのだと思います。
我々大人が、その観点を忘れて、試合の勝ち負けだけを見てしまうと、試合の場が殺伐とした、戦う子供達にとってネガティヴな場になってしまいます。
大人の応援で、相手選手の子を、
「相手は上段以外たいした事がないから、ガードを上げてどんどん前に出ろ!」
「相手の攻撃は全然大した事ないぞ!ほら、全然効いてない!」
など、対戦相手を下げる応援はどうなのかなあ?と感じる事があります。
その様に言われた子の気持ちになるとやるせなくなります。
また、試合を有利に進めるために、顔面に少し拳サポーターがかすっただけで、自ら試合を止めて主審に顔面殴打をアピールしたり・・・
少しでも顔に当たったら審判にアピールしなきゃ損だから・・・とお子さんに言っている保護者の方もいると聞きます。
顔や喉を叩かれて頭がクラクラしたり、金的を蹴られて本当に苦しかったら我慢しすぎず、審判に訴えても良いと思います。
しかしながら、試合を優位に進める為に、自分のパフォーマンスに影響のない軽い反則をアピールするのは武道としてどうなのかな?と感じます。
その考えがエスカレートすると、胸の攻撃を顔面殴打、内股や腹部の攻撃を金的攻撃だと誤魔化す様になってしまいます。
極真空手の試合の場は、子供の普段の生活に活かせる、健やかな成長の場になる、良き学びの場であって欲しいですね。
今回も朝早くから試合後の片付けまで働いてくれた、審判の加藤先生、保谷先生、手伝いの岩崎さん、佐久間さん、本当にありがとうございました。
沢山の方の力があるからこそ試合が開催できる。試合ができるのは、スタッフの皆さんの力があるからこそです。
試合出場経験のある人は、是非とも試合のスタッフをして欲しいと思いますし、すべきだと思います。
そうする事でスタッフの大変さもわかり、感謝の気持ちを持つことでしょう。
選手の中には、スタッフに横柄な態度をとる人もいると聞きます。
現役時代の松井館長は優勝した後、スタッフの皆さんのところまで行き、お礼の挨拶をしたそうです。
杉村師範のブログです。
是非読んで下さい。
開会式、表彰式は静粛にする。
スタッフ、応援の仲間、先生方への感謝。
応援する、応援される喜び。
対戦相手への尊敬、感謝。
勝った時の態度。
負けた悔しさ。
試合中の痛み。
試合前の緊張感・・・などなど
試合は、普段の生活に活きる大切な、学び、成長の「場」であるという事を、指導者や保護者の皆さんをはじめとする、大人は忘れないようにしたいですね。
東京城西世田谷東支部の試合に対する考え方です。是非ご一読下さい。
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