昨日は墨田区総合体育館において、第20回全関東空手道選手権大会が開催されました。
当支部からも、沢山の人たちが出場してくれました。
試合には必ず「勝ち」「負け」がついてきます。
これまで沢山の試合を見てきて感じる事は「勝ち」」「負け」には意味がないという事です。
そこには、ただ試合に「勝った」「負けた」という結果があるだけで、そこに意味をつけるのは試合をした選手自身です。
例えば、優勝したら嬉しいと思います。
ただ、その優勝に「勝ったのは自分一人が頑張ったから」「たまたま偶然」「皆の応援があったから」「次は全日本だ」「もう引退だ」「別に嬉しくない」・・・・
何通りの意味をつける事ができます。
その優勝の意味の付け方で、今後の行動が変わってくるのだと思います。
逆に負けた場合もそうです。
「あんなに稽古をしたのに、勝てないのは才能がないからだな」「審判のせいで負けた」「悔しい、今度は絶対に勝つ」「応援してくれなかったから負けた」「関東で結果が出なかったから、次の試合に向けて頑張ろう」「試合はもういいかな」・・・
沢山の意味づけができます。意味をつけるのは自分自身です。
かつて、大山総裁は「勝って奢らず、負けて落ち込まず」とおっしゃっていました。
常に、どんな結果でも、前向きな意味をつけて、そこからいろいろ学んでいきたいですね。
試合はひとつの節目です。
勝っても負けても稽古は続きます。
いい意味づけをしてスタートが切れる人は、必ずプラスのエネルギーで進んでいく事ができます。そして、結果も自ずとついてくるでしょう。
今回の入賞者の中にも、なかなか勝つ事ができなくて、それでも悩みつつ稽古を続けて結果を出した人がいます。
極真空手には運動神経も、センスも、身体の大きさも、帯も関係なく強くなれる競技だと思います。
必要なのは「あきらめない心」と「前向きな気持ち」。
関東大会に出場した皆さん。今日から新たなスタートです。
一緒にがんばりましょう。