先日の実力強化稽古の時に、気になった事があります。
『去年の世界大会のチャンピオンを知ってる人』
とさりげなく聞いた時に、手をあげた人が半分くらいしかいませんでした。
少なくとも、試合で勝とうとしているなら、世界チャンピオンの試合の映像を見て研究しておいたほうがいいでしょう。
国際空手道連名ルールでの世界一の選手の動きは、世界一の教科書です。
少年部、一般部、壮年部に関わらず最低一度は見て、その強さを感じてください。
自分が選手の時は、好きな選手の映像は何度も繰り返し見て真似をしました。
また、後輩にKOシーンを編集してもらって、スローモーションにしてどのタイミングで技を出せば一本を取れるか研究しました。
上段回し蹴りで一本を取るタイミング。
その当時の自分の結論は、
1、相手の下段回し蹴りに合わせて、上段回し蹴りを蹴る。
2、突きの間合いで、突いた手と同じほうの足で蹴る。(右の直突きを突きながら、右の上段。左も同じ)
3、突きの間合いで素早くサイドにステップして相手の死角に入り、上段を蹴る。
4、蹴りの軌道を変化させる。(前蹴りの軌道から上段回しに変化。下段の軌道から上段回しに変化等。この時には視線も使います。下を見ながら上段に変化する等)
等です。
そして1なら、後輩にミットを持って下段を蹴ってもらい、それに上段を合わせる稽古を何度も何度も繰り返しました。
映像での一本勝ちが例え偶然であっても、その状況を切り取り何度も反復すれば必然に近づきます。
試合の映像は宝の山です。
選手を目指す人は試合の映像を見て、是非とも意識に良い動きを焼き付けて欲しいです。
極真公認のメディアエイト社から、沢山の試合のDVDが発売されています。
昨年の世界大会の映像は見るべきです。
優勝した、タリエル・ニコライシビリ選手、準優勝、エウ゛ェルトン・テイシェイラ選手、3位のカパナーゼ選手、4位の赤石選手の動きは研究してほしいです。
個人的にお勧めは、松井館長の40人組手、50人組手の収録されたDVDです。
この映像は今でも良く見ます。
今はインターネットでも試合の映像を見ることができます。
チャンピオンを目指す人、これから試合に挑戦する人は是非とも試合の映像を見てください。
試合の映像は最高の見取り稽古なのです。
(先週に投稿予定のブログでしたが、携帯からUPされなかったので今日投稿しました。)
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