◆ 田口支部長ブログ
2019年6月29日土曜日 | 
作成者: 田口恭一
子供の空手の進歩は、稽古をしたらしただけ右肩あがりの綺麗な直線で進歩する訳ではありません。
・ある子は、入門したら直ぐに上達したけど、しばらく停滞が続いて、中学生になって突然強くなる。
・ある子は、入門しても一向に上達しなかったけれど、試合に出場して負けて悔しくて稽古をして、中学年になって急激に上手くなる。
・ある子は、入門してから定期的にコツコツ稽古を続けて、少しずつ少しずつ確実に成長する。
・ある子は、空手は好きだけど、身体が小さくなかなか組手で勝つ事ができなかった。ところが成長期を迎えて身体が大きくなり、中学生になってはじめて優勝して、全国大会で活躍する様になる。
空手の実力の伸びは本当に人それぞれ、千差万別です。
ただ、一生懸命稽古を続けてさえいれば、目に見えていなくても必ず力がついています。
例えるなら、
表には見えなくても、深く地下に根を這わせている様に。
飛躍するために、バネをじわじわと縮めている様に。
前向きに稽古を続けていれば、
何かをきっかけに幹が伸び、葉が茂り、花を咲かせます。
何かをきっかけにバネが弾けて、飛躍的に高く跳ぶ事ができます。
そのきっかけは、先生に褒めらることかも知れません。
試合での初めての勝利かも知れません。
仲間の頑張りに刺激を受ける事かも知れません。
空手が好きで、稽古を続けていれば、必ず成長します。
だから、我々指導者、保護者の皆さんをはじめとする大人は、一回の試合の結果や審査などで一喜一憂せずに、長い目で見守っていくのが良いと思います。
焦らずに、プロセスを見ていく姿勢が大切ではないでしょうか？
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2019年6月28日金曜日 |
作成者: 田口恭一
6月27日（木）三軒茶屋幼年クラス、三宿少年クラスの様子です。
14:00 TM English academyクラス
今日も元気に楽しく稽古をしました。
15:15 幼年クラス
白帯の子が増えて。とても活気があります。
子供達のエネルギーに負けないように、全力で指導しています。
17:00 三宿少年クラス
8月4日（日）の型試合に何人かチャレンジしてほしいと思います。
型試合に向けて型の稽古を中心に稽古を行いました。
型の居残り稽古も行います。是非参加して下さい。
幼年低学年期期の稽古
幼年、低学年の時期は、「チャレンジする力」「自信」「自己肯定感」「自立心」を養う大事な時期です。
稽古の中で皆の前に立って発表する機会を設けています。
入会して初稽古の時の自己紹介、試合に参加した時の試合の感想など。皆の前での発表はある意味チャレンジです。
ほとんどの子は、「おす！」と大きな声で発表してくれます。
できた時には「凄い！」よりも、「ありがとう」という様にしています。
小さな声でも「ありがとう」です。
その子なりに勇気を振り絞って、全力で発表してくれたのに、
「なんだー、声、小さいな、だめだなあ」と言われたら、次発表するときは、もっと勇気が必要になり、発表するのが嫌になりますよね？
この時期はすべての事が「はじめて」づくしです。
知らない道場に入るのも「はじめて」
皆と一緒に空手の動きをするのも「はじめて」
「押忍」と返事をするのも「はじめて」
人前で発表するのも「はじめて」
チャレンジだらけです。
ある意味大変です。
だから、できても出来なくても、チャレンジに「ありがとう」です。
そして、成長の度合いや、進歩、は子供によって異なります。
一番良くないのは、「他の子と比べてダメ出しをする事」です。
その子にとって、できなかった事が少しでもできるようになれば、それはとても凄いことです。
是非、その子自身の成長を見てあげてほしいと思います。
ただ、少し慣れてくると、ちょっと調子に乗ってくる事があります。
「できるのにわざとやらない」
そんな時に自分の雷が落ちます(笑)
覚悟して下さいね^_^
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2019年6月27日木曜日 |
作成者: 田口恭一
本日の幼年、少年、少年技術クラス、3クラスの動画です。
15:30 幼年クラス
今日は女の子が2名体験。
先日体験したまきとくんが、今日から仲 間になりました。
自己紹介も皆の前でできました。
16:30 少年クラス
基本稽古の後は型稽古。
その様子を映像に取り、皆に見てもらいました。
型稽古の後は、ミット、スパーリングと進めました。
スパーリングは先輩が後輩にアドバイスをしてもらいました。
18:15 少年技術クラス
今日も1時間、全力でミットに技を打ち込みました。
号令はまなわ先輩
富士山杯に出場したかずまくんが、しっかり感想を話してくれました。
最後は掃除。
今日もお疲れ様でした。
〜子供の指導で考える事〜
幼年クラスの見学や体験の保護者の方にたまに、
「うちの子、ふらふらしてすみません」
「ちゃんとしてなくて申し訳ありません」
「稽古についていけるでしょうか？」
などといった事を聞かれます。
大丈夫です。
4歳、5歳頃の幼年期は成長度合いに差があります。
でも、成長するにつれてきちんと稽古ができる様になってきます。
小学2、3年生になる頃には、しっかり稽古が出来る様になります。
保護者の皆さんに常に話しているのは、他のお子さんと比べずに、その子自身の成長を見て下さいという事です。
幼年の時の差は成長とともに必ず埋まっていきます。
ただ、指導する自分の中で悩みもあります。
子供は産まれた時にはまっさらな状態ではなく、既に「個性」を持って産まれてきます。
身体を動かすのが得意な子。
いろんな事に興味を示す子。
慎重な子。
初めての事に物怖じしてしまう子。
おしゃべりが大好きな子・・・
身体を動かすのが得意な子→じっとするのが苦手。
いろんな事に興味を示す子→話を聞くときにキョロキョロ。
慎重な子→消極的で手を挙げてなかなか発表しない。
おしゃべりが大好きな子→人が話している途中で割って入って自分の話をしてしまう。
稽古をきちんと受けてもらう＝集団生活に適応できる様にする。
ということになります。
ある意味、これらの素晴らしく可能性のある個性を抑える事を強いてしまうと言う事でもあります。
「稽古がきちんと受けられない ＝ その子は駄目」
ではありません。
今はインターネットが発達し、時代の進歩もとても速いです。
生活様式も変わっています。
例えば、自分が子供の頃はゲームばかりしていたら怒られました。（いまでもそうだと思いますが）
でも、今はeスポーツであったり、ゲーマーと言われる分野での活躍のチャンスがあったりします。
また、ユーチューバーなどは十数年前では考えられませんでした。
今は様々な知識や技術を動画や、インターネットで手軽に学べる時代です。
道場の子供でも昆虫の事がとても詳しかったり、鉄道の事を話したら止まらなかったり、ウルトラマンシリーズの怪獣を全部知っていたり(笑)
大人よりもある分野では見識が広く、こちらが教わる事も多々あります。
これからは、ある分野では大人を凌駕する子供が増えて来ると思います。
親よりも収入が多いなんてケースも沢山でてくるかも知れません。
個性を活かして活躍する場が、昔と比べて無限に広がっています。
集団生活に合わなくても、活躍できる時代になるかも知れません。
今は自分が好きな分野での仲間がSNSを通じて、国を超えて作れる時代ですから、今いるグループに所属しなくても良いとも言えます。（学校のクラスに馴染めない子も、自分の居場所を作れる時代になりつつあるのでは？）
そんな時代に、子供の指導はどの様にしたら良いのか？
個性を潰す指導になってしまっていないか？
悩みつつ指導をしています。
今心がけているのは、子供の多様な個性を否定しない事です。
運動が得意な子。
運動が苦手でも、勉強が得意な子。
運動も勉強も苦手でも、歌うのが好きな子。
運動も勉強も歌が苦手でも、人を楽しませるのが好きな子。
笑顔が素敵な子。
一人でいるのが好きだけど、思慮深い子。
勉強も運動も苦手だけど、人に優しくできる子。
皆が空手の選手になるわけではありません。
空手の試合に勝てなくても、他の分野で活躍できる力を誰もが持っています。
今は、稽古を通じて、失敗を恐れずにチャレンジする力、自信、自己肯定感、などを養い、自分の得意分野でより成長、活躍できる様な指導が出来れば良いなと思っています。
（とりとめのない文章になってしまいましたm(_ _)m）
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2019年6月26日水曜日 |
作成者: 田口恭一
6月25日（火）の幼年クラス、少年型クラス、ミット&ライトスパーリングクラスの稽古の様子です。
6月24日（月）
16:00 幼年少年初級クラス
今月は新しい仲間が増えたので、白帯の稽古は元気いっぱいです。
金曜日に稽古途中からお母さんの膝の上で寝てしまった女の子。
実は中耳炎だったそうです。
そんな状態の中、4歳の子が途中まで頑張って稽古したのは本当に凄いです。ありがとう。
本日初稽古の男の子2人と、先日寝てしまい自己紹介出来なかった女の子に、皆の前で自己紹介をしてもらいました。
3人とも大きな声でしっかり自己紹介ができました。
19:30 Aqua sports & spa 一般クラス
今日は振替審査を行いました。
スポーツコネクションの少年クラスから続けて、今は大学院生。
長く稽古を続けているだけあり、しっかりした技でした。
6月24日（火）
15:30 幼年クラス
今日は3年生の先輩が参加してお手本になってくれました。
16:40 少年型クラス
今日はチームを作り、リーダーに指導してもらいました。
子供は案外指導が上手です。
動画に楽しそうに、そして真剣に稽古している様子が映っています。
是非ご覧になって下さい。
稽古の後は、富士山杯に出た、はるとくんに
試合の感想を発表してもらいました。
よく発表できました。
※8月4日（日）の型試合の申し込みが始まりました。お早目にお申し込み下さい。
19:30 ミット&ライトスパーリングクラス
今日は、受けからのミットの蹴り込みを行いました。
スパーリングではOさんが2回ほど足掛けで綺麗に相手を転ばせていました。
自分がおススメした、鈴木支部長のYouTube動画を見て研究したそうです。
転ばされた方も、なんの抵抗もなく気づいたら転がされていたと感心しきり。
皆さんも、是非動画を見て研究して下さい。
※鈴木支部長のYouTubeはこちら。
※竹石支部長のYouTubeもとても参考になります。
自宅での稽古の仕方の動画です。
お父さん、お母さん必見です。
※極真アーカイブス。極真の過去の名試合が沢山アップされています。自分も時間があるときに観るようにしています。
過去の試合には技術的なヒントが沢山あります。
自分の試合も取り上げていただきました。
これは第20回全日本大会。自分の全日本デビュー戦です。
※極真オフィシャル映像、メディアエイトさんのYouTubeです。
昨年の全日本大会のダイジェストです。当支部東大和道場の永吉初段の試合も映っています。是非ご覧下さい。
※既に各道場で案内もある通り、7月6日（土）に大澤二段と永吉初段の祝勝会を行います。
1支部として、男女のチャンピオンが出たことは素晴らしい事です。
また、表彰式や祝勝会に参加し、体験することは、最高のイメージトレーニングにもなります。
2人の勝利と世界大会へ向けての壮行会を皆で盛り上げましょう。
27日（木）が締め切りです。
まだ申し込みをしていない人がいたら各道場に参加報告をお願いします。
支部関係の方ならどなたでも参加できます。
三軒茶屋道場の方は掲示板の参加者記入欄に記名をお願い致します。
■日時 ７月６日（土）１８時集合 １８時半 開始
■場所 JR青梅線 昭島駅北口 ホテル「フォレストイン昭和館」
■会費 大人９，０００円 子供（高校生以下）５，０００円
※当日会場でお支払いください。
※極真会館オフィシャルYouTube
改定ルールの解説動画です。
これから世界大会に向けて、様々な情報がアップされて行くでしょう。
是非チェックして下さい。
※山口支部河岡支部長のYouTubeです。
今は過去の全中国大会がアップされています。
大山総裁の力強い挨拶、ルール説明、現支部長の皆さんの熱い戦いは必見です。
三軒茶屋道場指導員、尾崎初段も出場していました！この映像を見て思い出しました。
※田無道場のチャンネルです。
田無道場の稽古の様子をアップしています。
田無道場の温かい雰囲気が伝わってきます。
※田口のYouTubeです。普段の稽古の様子をアップしています。
これは先週土曜日の選手稽古の様子です。
今は沢山の試合映像、テクニック映像が気軽に見れます。
良い時代になりました。
これらのYouTubeを是非チャンネル登録をして、参考にして下さい。
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2019年6月23日日曜日 |
作成者: 田口恭一
6月20日（木）の稽古動画です。
6月21日（金）の稽古動画です。
6月22日（土）の選手稽古の動画です。
選手稽古の後、自主稽古の大切さを話しました。
合同稽古はあくまで全体稽古です。
必然的に参加者全体に合わせた稽古になります。
最大公約数的なとも言えるでしょうか？
もちろんそこに自分を落とし込んで、どんな稽古も前向きに捉えて稽古すれば大きな成長を得られます。
でも大切なのは、合同稽古の中で、いろんなタイプの人間と手合わせする事で、自分の良い面と悪い面を客観的に理解すること。
そこを理解したら、その部分を自主稽古で伸ばし、修正して、また次の稽古で試していく。
そのサイクルが大切です。
合同稽古だけに参加する。
自主稽古だけする。
それでは間違った方向に進んでしまいます。
車で言ったら、
右のタイヤが合同稽古。
左のタイヤが自主稽古。
どちらも同じ大きさでなくてはいけません。
片方だけ大きくなると真っすぐに進めなくなります。
選手稽古に参加する事は素晴らしいです。
ただ、選手稽古に出るだけで満足したらもったいないです。
自主稽古をする時間を作りましょう。
では合同稽古で大切なのは何か？
それは前向きに競いあうことです。
周りが拳立てを100回やるなら、自分は101回。
ミットの追い込み方は参加している選手の中で、自分が一番追い込むんだ！という意識が大切です。
きつい稽古の最中、周りを見て、「誰か手を抜いてる人居ないかな？」という意識では到底、チャンピオンににはなれません。
参加者の中で自分が一番追い込むんだ！
という気概を持って合同稽古に参加して欲しいと思います。
自分が指導してきた中で、そんな意識で稽古しているなと感じたのは、せたひがでは、三田裕太君。
彼は、土曜選手稽古には高校から参加し始めました。
参加当初から、一つ一つの稽古をふらふらになるまで限界まで追い込んでいました。
彼は中量級の全日本チャンピオンになりました。
強化委員として、強化稽古や強化合宿で一番前向きに追い込んでいると感じたのは、現役時代の鈴木雄三選手（現、埼玉南支部長）です。
結果、世界ウエイト制軽量級で優勝し、全日本ウエイト制4連覇という偉業を達成しています。
2人とも決して体格やセンスがずば抜けて、突出していた訳ではありません。
どんな稽古も前向きに全力で取り組む力がありました。
そして、三田君は荒井先生とともにメンタルトレーニングを学び、自主稽古に活かしていました。
鈴木支部長は現役時代から現在も稽古日誌をつけていて、現在では数十冊に及んでいるそうです。
そんな鈴木支部長は、今そのノウハウやテクニックをYouTubeにて惜しみなく披露してくれています。
道場生の方には是非観て欲しいと思います。
また、三田君が荒井先生と学んでいたメンタルトレーニングの本はこちらです。
また、選手を目指す人に是非読んで欲しい本はこちらです。
是非参考にして下さい。
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2019年6月20日木曜日 |
作成者: 田口恭一
6月19日（水）
幼年クラス、少年クラス、少年技術クラスの様子です。
YouTubeに稽古動画をアップしています。スペースの関係で見学が出来ないので、こちらで子供達の様子を是非ご覧下さい。
稽古の目的は「自立」「自信」「礼儀」等を養うことです。
■稽古の号令は子供にお願いしています。
・前に出て号令をかける事で、発表する力、自信がつきます。
・また、自分達で良い稽古にしようとする気持ちも出てきます。
■稽古の中で教え合う時間を作っています。
今日はチームを作りリーダーを決めて、リーダーに「突きの受け」「蹴りをサイドステップで避ける」ことを教えてもらいました。
スパーリングは先輩が後輩に胸を貸し、最後にアドバイスをする時間を設けました。
・教える事で「技術的な理解を深める」こと、「教える難しさ」「教わる姿勢」を学びます。
■少年クラスは1時間半とやや長いので、楽しく鍛える時間を作り、メリハリのある稽古を心がけています。
・今日は先生とじゃんけんをして、「負けたら腕立て3回」をしました。（勝ったら腕立ての場合もあります）
腕立て伏せの姿勢で約2分膝をつかない事がルール。体幹も鍛えられます。
■稽古前に4つの約束を確認します
「大きな声を出す」「話をしっかり聞く」「動作を早くする」「一生懸命稽古する」
稽古前に稽古に取り組む基本的な4つの姿勢を確認します。
今日は黄帯の先輩が前に出て、確認してもらいました。
■少年技術クラスはミットの蹴り込み、打ち込みを1時間行いました。
先日の支部内交流試合で、手数は沢山でるのですが、一発一発しっかり技が出ていない様に感じ、「威力」をテーマに稽古を行なっています。
身体が小さな子も、身体全体を使って攻撃を出せば威力がついてきます。
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